- 2014-1-1
- 知恩院「除夜の鐘」編
- 知恩院, 除夜の鐘
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「知恩院の境内に入って生の除夜の鐘を見れる権利」を手に入れるために、
並び始めた、知恩院前の推定1000人以上の行列。
並び始めた当初は、知恩院に入れるのか入れないのか、
知恩院側から明確にアナウンスされておらず、
一体どうなるのか分からない状態で行列に加わっていた。
途中で行列に並んでいる参拝客が折り返していたので、
どこかで折り返し点があるはずだが、
その折り返し点が10分待っても20分待っても一向に見えない。
その間、「やっぱり帰ろうかな」との思いが何度もめぐったのだが、
そのたびに境内に入れるかどうか分かるまでは並んでいようと考え直した。
すると・・・
ついに折り返し点が見え始め、
その折り返し点を通過したころに、
行列の後ろのほうで、
ここから後ろは境内に入れないという
知恩院のスタッフさんからのアナウンスがあり、
自分の後ろから100人くらいあとに並んでいた方達が解散する様子が目に入った、
その参拝客の方達には申し訳ないのだが、
筆者はこの瞬間、「知恩院の境内に入って生の除夜の鐘を見れる権利」を
ゲットしたことを確信して、心の中でガッツポーズをした。
この知恩院に入れることが確定したあとは、
さらに30分くらい待つ必要があったのだが、穏やかな気持ちで行列を待つことができた。
その後どのように進んだかを撮影した動画をご紹介するので、
生の臨場感を楽しんでいただきたい。
↑ 折り返し点をすぎて、ふたたびライトアップされた国宝の「三門」が見えるところまで進んだ。
↑ さらに「三門」の前まで進んだ。
荘厳な門が美しい
↑ さらに奥へ。境内へと近づいている感がひしひしとしてきて、オラ、ワクワクしてきた。
↑ いよいよ、境内へとつながる門が見えてきた。あと少し。
↑ ついに、門をくぐって、境内へ。
小雨という試練が襲い掛かってきたが、天が味方したのか、しばらくすると、雨は止んだ。
↑ 境内をズンズン進む。
↑ 境内の立派な建物が見えてきた。鐘のゴーンという音が先ほどとは段違いの大きさで響き、同じ参拝客から「オオー」と言う歓声が上がる。
↑ 鐘がある大鐘楼に向けて、さらに、前進。
もう目と鼻の先だ。
↑ ゴーンと言う鐘の音はさらに大きくなった。
そして、坂を上っていくと、
ついに、ついに、ついに、
大鐘楼と思われる建物が見えてきた。
我々参拝客の足並みは自然と早くなってきた。
1時間以上待ち続けた除夜の鐘はもうあと数メートルで見ることができるということで、
かなりの興奮状態だったのである。
そして、坂を上りきると、念願の巨大な鐘が姿を現した。
誰もが、スマホやデジカメで撮影を始めていた。
掛け声とともにつかれる鐘。
体に響くゴーンという音。
そして、その直後に歓声と拍手、「A happy new year」という声。
そう、この瞬間、この知恩院の大鐘楼という意義深い場所で、
我々、除夜の鐘を求めて1時間以上待ち集団は、2014年の元旦を迎えたのである。
一時は、見ることをあきらめかけた知恩院の除夜の鐘。
それを見ることができただけでなく、新年をこの空間で迎えられるとは、
感動的な気分だった。
しかし、まだ、戦いは残されている。
動画を最後の方を見ていただくとお分かりかと思うが、
前に人が多いこともあり、前の人やスマホなどにさえぎられて、鐘しか見えなかった。
僧侶さまが掛け声とともに鐘をつく様子がちっとも見えないのだ。
速やかに左に進んで下さい。というような退出を促す係りの人のアナウンスが何度も続く中、
はたして、この後、その場面を目の前で見ることができるのか・・・
~つづく~
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