↑平等院の鳳凰堂内部拝観をするには、
平等院入ってすぐの小さな建物で鳳凰堂内部拝観のご志納金300円を納めます。
↑すると、係員さんから時刻が指定された券をもらうので
その時刻になると鳳凰堂へと続く橋があるところに集合します。
20分毎に1回50名様のみ拝観することができます。
時間通り係員さんに付き添われて拝観しますので、勝手に内部へ入ることは出来ません。
20分の内5分は調整の時間ですので、拝観できるのは15分のみです。
さて、時間近づいてきたので、私も鳳凰堂のそばの橋のところで並びました。
係員さんが説明しながら内部へと入っていきます。
床には学校によくある下駄箱の板がしかれています。
そして、鳳凰堂内部に近いところで靴を脱いで、内部へと進みます。
鳳凰堂の内部では金色に輝く大きな木造阿弥陀如来坐像がいらっしゃいました。
天井はかなり高いですが、建物の内部は思ったより狭かったです。
拝観者全員がその中に入ったところで、係員さんが説明を始めました。
その係員さんの話では、
鳳凰堂は一度も火災に遭っていない平安時代の建物だそうです。
金色に光っているのになぜ金属製ではなく、木造阿弥陀如来坐像なのかというと、
この阿弥陀如来坐像は寄木造という製法で木で作られた後、
漆を塗り、その後金で塗装されているからだそう。
見事な寄木造の技術によって、木の継ぎ目が見えないそうです。
高さは3mということで、かなり大きくて迫力があります。
その木造阿弥陀如来坐像の周りには、
52体の雲中供養菩薩像 (うんちゅうくようぼさつ)が設置されています。
52体のうち、この鳳凰堂内部にあるオリジナルは26体で、
あとの26体は平等院ミュージアム鳳翔館に保管されていて、
自由に見ることができます。
なぜ、平等院ミュージアム鳳翔館に26体のオリジナル雲中供養菩薩像が
補完されているのかというと、この鳳凰堂内部では高いところに設置されているので、
はっきり見ることができないので、半分を鳳翔館に保管して
拝観者がよく見ることができるようにしているそうです。
確かに、鳳翔館では雲中供養菩薩像が目の高さで設置されていて、
この鳳凰堂内部のように制限時間もないので、じっくりと観察することができました。
鳳凰堂の内部のオリジナルでない26体の雲中供養菩薩像というと、模造されたものだそうです。
などなど興味深いお話を係員さんがしてくださり、光り輝く木造阿弥陀如来坐像も直近で
拝観できたので300円の値打ちは十分ありました。
また、鳳凰堂の中から見る平等院の景色は外から見るのと全然違っていて格別だったなぁ!
また次回、平等院を拝観した時も内部拝観したいなと思った良い体験になりました。
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