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知恩院「除夜の鐘」編3 僧侶さまの「バック鐘アタック」がさく裂し、煩悩退散

僧侶の方が掛け声とともに鐘をつく様子がちっとも見えない状態は長くは続かなかった。

↑後方からの撮影。前の人が左に移動してくれて、ついに、筆者の目の前で大鐘楼と僧侶のみなさんが見えたのである。

そして、
僧侶さまの代表「かねひとつ~」
周りの僧侶さまたち「かねひとつ~、そーれ」
の掛け声とともに鐘がつかれる感動的な場面を見ることができた。

この距離だと鐘の音が体の中までゴーンと響き、自分の体が鐘になったように感じた。


↑正面から撮影した動画。(さらに左に進んで、僧侶の方がちゃんと見えるところに来ることができた。)
拙動画の中では、かなりうまく撮影できた動画である。

僧侶さまは前向きに鐘をつくのではなく、
後ろ向きにヘッドスラインディングするような形で鐘をついていたのが、
カッコ良かった。

僧侶さまの「バック鐘アタック」がさく裂し、煩悩が退散した瞬間である。
一回、鐘がつかれるごとに、他の僧侶が掃き清めているところも美しかった。


↑正面から撮影した動画。 
最後、除夜の鐘のしめくくりとして2回つかれたのだが、あいにくその場面を撮影できなかったが、
鐘をつき終わった後の貴重なシーンを撮影できた。

僧侶のみなさんが、鐘を取り囲み、お念仏を唱える。
1人だけ紫の袈裟をきたがいらっしゃる、彼が一番偉い方なのだろう。

全員で「なーむあーみだーぶ、なーむあーみだーぶ」と唱えられた。
全員の声が揃っていて、美しいハーモニーで、鐘をつくときと同じくらい感動的だった。

そして、代表の方の「新年あけましておめでとうございます」のあいさつがあり、
最後も「なーむあーみだーぶ、なーむあーみだーぶ」で終わった。
僧侶のみなさんは、お経を唱えて両手を合わせながらの退場されて、
知恩院の除夜の鐘は終了した。


↑ その後に、テレビなどでは観ることができない、「大活躍した鐘を固定する作業」も見ることができたので、動画に収めておいた。
僧侶のみなさんもこの鐘さんもご苦労様でした。

知恩院に入れない可能性があり、
このまま行列に並ぼうか、帰ろうか深く悩んだ大晦日だったが、
こうして、記憶深く刻み込まれる「知恩院の除夜の鐘」を目の前でみることができたので、
本当に寒い中我慢して待ったかいがあった。

〓知恩院の除夜の鐘をゆっくり見る方法!?

今回、筆者は、除夜の鐘がつきはじめられた22時30分より遅れること20分、
22時50分ごろからこの行列に並び始めた。

それは、あと30分遅かったら、境内には入れないタイミングだった。
しかし、筆者のすぐ後で、境内には入れない線引きがされたので、
筆者やその近くに並んでいた参拝客は、後ろで待機している参拝客がいないので、
除夜の鐘を見てすぐに退出する必要がなく、除夜の鐘の最後の最後まで見ることができた。

30分以上たっぷり除夜の鐘を見ることができて、
参拝客も減っていった後なので、場所を移動して
前から屋後ろからなど、いろんな角度からこの除夜の鐘を鑑賞できた。

さらに、新年の瞬間をこの大鐘楼で迎えることができて、
最後の除夜の鐘を聞くこともできて、
除夜の鐘が終わった後に僧侶の方達のあいさつやお経も聞けて、
除夜の鐘が終わった余韻も十分感じることができるという、
いいことずくしだったのである。

これは狙ったわけでなく、偶然の幸運だったが、
来年、貴殿が、この知恩院の除夜の鐘を聞きたい場合は、
「わざと22:50前後の境内に入れそうなギリギリの時間帯に並ぶ」という
非常にギャンブル要素を含む作戦もあるということも知っていただければ幸いである。

かくして、新年は印象深い出来事とともに、幕を開けたのである。
今年はどのような冒険が待っているのだろうか。
今から楽しみである。

知恩院「除夜の鐘」編2 やった、境内に入れる!!

「知恩院の境内に入って生の除夜の鐘を見れる権利」を手に入れるために、
並び始めた、知恩院前の推定1000人以上の行列。

並び始めた当初は、知恩院に入れるのか入れないのか、
知恩院側から明確にアナウンスされておらず、
一体どうなるのか分からない状態で行列に加わっていた。

途中で行列に並んでいる参拝客が折り返していたので、
どこかで折り返し点があるはずだが、
その折り返し点が10分待っても20分待っても一向に見えない。

その間、「やっぱり帰ろうかな」との思いが何度もめぐったのだが、
そのたびに境内に入れるかどうか分かるまでは並んでいようと考え直した。

すると・・・

ついに折り返し点が見え始め、
その折り返し点を通過したころに、
行列の後ろのほうで、
ここから後ろは境内に入れないという
知恩院のスタッフさんからのアナウンスがあり、
自分の後ろから100人くらいあとに並んでいた方達が解散する様子が目に入った、

その参拝客の方達には申し訳ないのだが、
筆者はこの瞬間、「知恩院の境内に入って生の除夜の鐘を見れる権利」を
ゲットしたことを確信して、心の中でガッツポーズをした。

この知恩院に入れることが確定したあとは、
さらに30分くらい待つ必要があったのだが、穏やかな気持ちで行列を待つことができた。

その後どのように進んだかを撮影した動画をご紹介するので、
生の臨場感を楽しんでいただきたい。


↑ 折り返し点をすぎて、ふたたびライトアップされた国宝の「三門」が見えるところまで進んだ。


↑ さらに「三門」の前まで進んだ。
荘厳な門が美しい


↑ さらに奥へ。境内へと近づいている感がひしひしとしてきて、オラ、ワクワクしてきた。


↑ いよいよ、境内へとつながる門が見えてきた。あと少し。


↑ ついに、門をくぐって、境内へ。
小雨という試練が襲い掛かってきたが、天が味方したのか、しばらくすると、雨は止んだ。


↑ 境内をズンズン進む。

↑ 境内の立派な建物が見えてきた。鐘のゴーンという音が先ほどとは段違いの大きさで響き、同じ参拝客から「オオー」と言う歓声が上がる。


↑ 鐘がある大鐘楼に向けて、さらに、前進。
もう目と鼻の先だ。


↑ ゴーンと言う鐘の音はさらに大きくなった。
そして、坂を上っていくと、
ついに、ついに、ついに、
大鐘楼と思われる建物が見えてきた。

我々参拝客の足並みは自然と早くなってきた。
1時間以上待ち続けた除夜の鐘はもうあと数メートルで見ることができるということで、
かなりの興奮状態だったのである。

そして、坂を上りきると、念願の巨大な鐘が姿を現した。

誰もが、スマホやデジカメで撮影を始めていた。

掛け声とともにつかれる鐘。
体に響くゴーンという音。

そして、その直後に歓声と拍手、「A happy new year」という声。
そう、この瞬間、この知恩院の大鐘楼という意義深い場所で、
我々、除夜の鐘を求めて1時間以上待ち集団は、2014年の元旦を迎えたのである。

一時は、見ることをあきらめかけた知恩院の除夜の鐘。
それを見ることができただけでなく、新年をこの空間で迎えられるとは、
感動的な気分だった。

しかし、まだ、戦いは残されている。

動画を最後の方を見ていただくとお分かりかと思うが、
前に人が多いこともあり、前の人やスマホなどにさえぎられて、鐘しか見えなかった。

僧侶さまが掛け声とともに鐘をつく様子がちっとも見えないのだ。
速やかに左に進んで下さい。というような退出を促す係りの人のアナウンスが何度も続く中、
はたして、この後、その場面を目の前で見ることができるのか・・・

~つづく~

知恩院「除夜の鐘」編1 2013年最後の戦い、推定1000人以上の大行列に挑んだ。

新年、あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。

さて、大晦日に活発に冒険に動いたせいで、
帰ってからぐっすり眠りこけて、
2014年元旦の初日の出をすっかり見逃してしまったが
快晴の初太陽を見ることができた。

その昨日のできごと、
つまり2013年の大晦日の「除夜の鐘」をめぐる数奇な冒険の顛末を
ここに記そうと思う。

昨日、どこの除夜の鐘に行こうか
出発するまで悩みに悩んだ結果、
見晴らしの良い場所に鐘があり、
その鐘をつける整理券を確保できそうな高台寺に行くことに決めた。

そして、22時過ぎに高台寺に到着したのだが、
なんと、早くも除夜の鐘つきたい人行列が発生しており、
108人の枠に入れず整理券はもらえなかった。

さて、どうするべきか・・・

除夜の鐘は自分ではつけないが、
比較的見やすいところから除夜の鐘がつかれるのを見れるこの高台寺に残るべきか、
除夜の鐘の一番の名所だが人が多すぎてみることができない可能性がある知恩院に行くべきか。

その2択に悩みに悩んだ結果、
一か八か、知恩院に行ってみよう。
と決心した。

そして、知恩院に移動して、門の中に入っていったのだが・・・

DSC00152
↑ 知恩院「除夜の鐘」の立て看板


↑ 推定1000人以上の大行列が発生していて、その長さに絶句した。

それに追い打ちをかけるように、係りの方がメガホンで
「道路側に並んでいるお客さまにご案内します。知恩院、除夜の鐘、見れない可能性大です。」
との無慈悲すぎる宣告をされたのだ。(動画では途中までその声を収録できた)

たとえこの行列が2000人いようとも3000人いようとも、
並びさえすれば必ず知恩院の除夜の鐘を見ることができると確信していたところに、
この無慈悲極まりない宣告である。

筆者の脳裏には、この行列並んだにもかかわらず、除夜の鐘が見れない。
初詣にも出遅れてしまう。という最悪の事態が何度も反芻され、
並び続けるか離脱するかでまた悩んだのだが・・・。

最終的に、「並び続けたら知恩院の除夜の鐘を聞けるように神様が何とかしてくれるに違いない」と
行列に留まる、今年最後の大バクチに挑んだのである。

その結果は・・・

~つづく~